【米株】FOMC議事録と6/29政策金利まとめ

この記事は、「6/15公開のFOMC議事録」、「5/31週の政策金利予測」をサクッと確認できます!毎週の政策金利予測を見ながら、市場の金利上昇織り込み具合を確認しましょう。

FOMC議事録

6/14~15に行われたFOMC議事録が展開されました。5/5のFOMC声明に対して新たなサプライズはなく、引き続きインフレ抑制に向けた利上げと、バランスシートの縮小に関して述べています。述べられた項目に関して箇条書きでまとめていきます!

・次2回のFOMCで政策金利を0.5%ずつ上げる
・来年中頃までに、さらに政策金利を1.25%上げる
・政策金利の目標範囲の中央値を3.13%に引き上げる
・初月は300億ドル/月、その後3か月で600億ドル/月
・600億ドル/月(債権)+350億ドル/月(MBS)

このように、前から言われているような内容が改めて展開されたといってよいでしょう。NEWサプライズはなしといえるでしょう。

政策金利

前月のFOMCでは、政策金利は0.5%上昇し1%でした。今回は、より引き締めのペースを上げ、0.75%の上昇となり、政策金利は1.75%となりました。FRBがインフレ退治に躍起になっていることがわかります。ちなみに、0.75%の上昇は1994年以来の大幅な利上げとなります。それだけ、今回のインフレが歴史的に見ても大きいものであると言えると思います。

FOMC後の政策金利予測結果を図2に示します。7/14時点では、0.75%の上昇が予想されています。6/29時点では、0.5%の上昇が予想されていました。市場参加者は、FRBがインフレ退治に強気とみていると言えます。2回連続の0.75%上昇となる可能性があり、株価には逆風となりそうです。

本金利予測は、将来のFRBによる政策金利がどれだけ上がるかを、金利先物をもとに計算したものになります。(参考:https://jp.investing.com/central-banks/fed-rate-monitor)この想定レートは都度更新されるため、定期的に確認していく必要があります。

図1 政策金利
図2 政策金利予測(2022/7/14)
図3 政策金利予測(2022/6/29)

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