この記事は、「5/25公開のFOMC議事録」、「5/31週の政策金利予測」をサクッと確認できます!毎週の政策金利予測を見ながら、市場の金利上昇織り込み具合を確認しましょう。
FOMC議事録
5/3~4に行われたFOMC議事録が展開されました。5/5のFOMC声明に対して新たなサプライズはなく、引き続きインフレ抑制に向けた利上げと、バランスシートの縮小に関して述べています。述べられた項目に関して箇条書きでまとめていきます!
・次2回のFOMCで政策金利を0.5%ずつ上げる
・来年中頃までに、さらに政策金利を1.25%上げる
・政策金利の目標範囲の中央値を3.13%に引き上げる
・初月は300億ドル/月、その後3か月で600億ドル/月
・600億ドル/月(債権)+350億ドル/月(MBS)
このように、前から言われているような内容が改めて展開されたといってよいでしょう。NEWサプライズはなしといえるでしょう。
政策金利
前月のFOMCより、政策金利は0.5%上昇し、1%となっています。(図1)
5/24における6月以降の政策金利予測は表2のように、0.25~0.5%上昇が有力であり1.25~1.5%に落ち着くのではないかと予想されていました。5/25のFOMC議事録の展開を受け、5/31時点においても政策金利予測はほぼ変わっていません。これは、FOMCの内容が想定通りであったためであると考えられます。本金利予測は、将来のFRBによる政策金利がどれだけ上がるかを、金利先物をもとに計算したものになります。(参考:https://jp.investing.com/central-banks/fed-rate-monitor)この想定レートは都度更新されるため、定期的に確認していく必要があります。
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