5/17と比較し、5/24は大きく政策金利見通しが変化しました。この記事は、「5/24週の政策金利予測」をサクッと確認できます!
政策金利
前月のFOMCより、政策金利は0.5%上昇し、1%となっています。(図1)
5/17における6月以降の政策金利予測は表2のように、0.5%~0.75%上昇が有力であり1.5%~1.75%に落ち着くのではないかと予想されていました。しかし、5/24時点では、政策金利予測がより低くなっています。これは、市場が米経済の強さに疑問を持ち始めていることを意味していると思います。本金利予測は、将来のFRBによる政策金利がどれだけ上がるかを、金利先物をもとに計算したものになります。(参考:https://jp.investing.com/central-banks/fed-rate-monitor)将来の政策金利が低いと予測≒FRBがインフレを抑制することに消極的と予測≒米経済の失速によりインフレ率が低下すると予測というように考えられます。この想定レートは都度更新されるため、定期的に確認していく必要があります。
米経済の失速を予測させる原因として、ターゲット(TGT)などの小売業の決算が想定より悪かったことが挙げられます。GDPの7割が個人消費というアメリカにおいて、小売業の業績が伸びなかったことは、景気の先行きに不安を与えるものだと言えます。
実際に景気後退により、政策金利があまり上がらないとした場合、株式市場にはプラスとなる可能性があります。引き続き経済指標を確認していきましょう。
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